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子どもたちと地球の未来のために 特定非営利活動法人(NPO)アース・エコ

活動報告ACTIVITY Report

研修旅行を終えて

 6月14日(水)、15日(木)の2日間、今年度の研修旅行を実施しました。内容は、初日午前中は小田原市入生田に有る「神奈川県立生命の星・地球博物館」見学、午後は松田町にある中沢酒造の酒蔵見学、その後、日帰り組(6名)と宿泊組(5名)に分かれ別行動の予定でした。ところが、地球博物館の見学が急遽中止となりました。旅行の前日、参加メンバーから地球博物館が臨時休業で休館の連絡が入りました。早速確認すると燻蒸作業のための臨時休業でした。事前確認を怠った結果、参加者に大変ご迷惑を掛けてしまいました。この場を借りてお詫び申し上げます。
 
中沢酒造見学
 6月14日(水)、7名で野外研修会に行ってきました。場所は神奈川県足柄上郡松田町、文政8年創業の清酒松美酉(まつみどり)の中沢酒造です。「今年も良いお酒ができました。」と杉玉を飾った玄関をくぐって、お酒の製造工程を教えて頂きました。工場見学前にビデオによるお米から造る清酒の全工程を学習しました。昔ながらの麹造り、ふね(槽)による上槽と手作りにこだわった酒造りをしています。仕込みの時は納豆を食べてはいけない等、昔からの厳しい決まり事があり、しっかりと守られているそうです。
 今は、温度管理は科学的な指標管理がされて、杜氏の総指揮のもと7人の職人がチームを組んで酒造りをしている事を、十一代目の当主社長さんが、工場の炉、井戸、搾槽機械を前にして説明してくれました。お酒は神様からの頂きものとして、作業場の要所々々にしで(紙垂)が飾られていました。お酒のタンクは8千リットル入りの大きな物で、数多く整然と並んでいました。この季節は酒造りが終わって、一升ビンに移し替えられていて、タンク内は空っぽだそうです。
 面白いのは搾槽機械を扱う職人さんを舟頭さんと云うそうです。それは布の袋に入れたもろみ搾槽機械が木造で舟の形をしているからです。
 最後にお楽しみコーナーの試飲会が別棟で用意されていて、一同多いにキキサケを楽しみました。軽い飲み口のお酒、ちょっと濃い目のお酒、辛口のお酒とあって、やはり元になるお米の違いによるものでしょう。
お付き合いをして頂いた社長夫人にシッカリ赤い顔になった一同が丁重なお礼をしてお別れをしました。皆さんも機会があったら是非訪ねて見てください。
 
小田原城見学
 宿泊組は酒造見学の後、熱海の宿「熱海金城館」に向かって移動しました。温泉とバイキング飲み放題付を堪能し遅くまで語り合いました。翌日は小田原に移動し、改修が終わった小田原城の見学をしました。案内人は、小田原ガイド協会メンバーでアース・エコ会員のKさんにお願いしました。
 小田原城はちょうどあじさい花菖蒲まつりが行われていました。改修後の小田原城、見頃の花菖蒲などを満喫した満足の研修旅行を終了しました。参加された皆様、ご協力ありがとうございました。機会を見て地球博物館見学を企画したいと思います。
中澤酒造前で記念撮影 小田原城を背景に記念撮影
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