2月17日(月) かながわ県民センターで2月の理事会・例会・合同勉強会を開催し、会員など17名が出席しました。 2月理事会
門田氏は長く高校で地学を教えてこられたため、素人にも大変分かり語り口でお話されました。長年にわたり丹沢山地をご自身で調査し、サンゴなどの化石や枕状溶岩を発見しましたが、1970年代以前の地質学の理論ではこれらの存在を説明できませんでした。1970年代に提唱されたプレートテクトニクス理論に従えば、南方の暖かい海にあった火山島や海底火山がフィリピンプレートの移動により北上し、ユーラシアプレートに衝突、隆起した結果、丹沢山地が形成されたことが説明できます。 日本列島がどのように中国から分離したか、その後神奈川県の地形がどのように形成され今日に至ったのか、私たちにも馴染み深い地名などを交えての解説を聞き、悠久の大地の歴史を改めて身近なものとして感じられ、大変興味深く学ぶことができました。 最後に、丹沢形成の解明の手掛かりとなったサンゴは二酸化炭素吸収でも重要な役割も担っていますが、最近は温暖化の影響でサンゴの白化現象が進み、減少していくことを門田氏は危惧されていました。 | |
ご講演いただいた門田真人様 | |
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