子どもたちと地球の未来のために 特定非営利活動法人(NPO)アース・エコ

活動報告ACTIVITY Report

2月理事会・例会・合同勉強会

 2月17日(月) かながわ県民センターで2月の理事会・例会・合同勉強会を開催し、会員など17名が出席しました。

2月理事会
  • 平成30年度10~12月期の財務諸表について会計担当理事より報告がありました。収支状況は概ね前年度と同様に推移しています。
  • 2019年度の出前授業の実施内容と講師登録について協議し、新規テーマ4件を含む13件を登録することにしました。
  • 2019年度の事業として、3件の環境学習と普及啓発について協議し、実施を決定しました。実施内容の詳細は今後検討します。
2月例会
  • 今年度実施予定の最後の1件について実施内容の検討・確認と参加者の調整を行いました。
  • 1月例会以降に完了した活動1件について振り返りました。
合同勉強会 (環境学習リーダー会エネルギー部会と合同開催)
  • 丹沢の形成と地殻変動
 生命の星地球博物館」外来研究員の門田真人様を講師にお招きして「神奈川の大地の始まりから現在までの約2000万年間で起きた大地変動」についてご講演いただきました。要旨は以下の通りです。

 門田氏は長く高校で地学を教えてこられたため、素人にも大変分かり語り口でお話されました。長年にわたり丹沢山地をご自身で調査し、サンゴなどの化石や枕状溶岩を発見しましたが、1970年代以前の地質学の理論ではこれらの存在を説明できませんでした。1970年代に提唱されたプレートテクトニクス理論に従えば、南方の暖かい海にあった火山島や海底火山がフィリピンプレートの移動により北上し、ユーラシアプレートに衝突、隆起した結果、丹沢山地が形成されたことが説明できます。
 日本列島がどのように中国から分離したか、その後神奈川県の地形がどのように形成され今日に至ったのか、私たちにも馴染み深い地名などを交えての解説を聞き、悠久の大地の歴史を改めて身近なものとして感じられ、大変興味深く学ぶことができました。
 最後に、丹沢形成の解明の手掛かりとなったサンゴは二酸化炭素吸収でも重要な役割も担っていますが、最近は温暖化の影響でサンゴの白化現象が進み、減少していくことを門田氏は危惧されていました。
ご講演いただいた門田真人様
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