11月12日(月) 鎌倉市内の小学校で「なるほど!体験出前教室」の出前授業「身近な材料を使って電池を作る」を行いました。対象は科学クラブ所属の4〜6年生35名。 子どもたちは、教室に入ると机に並ぶ電池の実験材料とレモンの香りに大喜びで、幸先良い。「電池教室」は通常2時間コースに対して、1時間の短縮コース。 実験のはじめに、電圧V(ボルト)の名前の由来となった「ボルタの電池」のアレッサンドロ・ボルタさん、120年前に「世界で初めて乾電池を発明」した屋井先蔵さんを紹介。 早速、実験開始。まず1.5V乾電池の電圧を測定したあと、「レモン電池」の実験。レモンに銅板とアルミ板を差して電圧計の針が振れるのを確認。0.4V程度の弱い発電なので電子オルゴールは鳴らない。神妙なスタート。そして、いよいよ「備長炭電池」の実験。塩水に浸した紙を備長炭に巻き、その上からアルミホイルを巻くだけで何と0.9Vと倍の電圧。オルゴールも鳴り、急に子どもたちもざわめき始めた。こうなると、あとは自由な発想と工夫による実験タイム。仲間同士で備長炭電池を繋いで、モーターのプロペラ回転、赤色や青色LEDの点灯、大きなオルゴール音に歓声がわき夢中状態に。 あっという間の実験タイム終了。実験で使用した材料を大事に持ち帰りました。教室の講師・スタッフ9名には息つく間もない出前教室でしたが、楽しそうな子どもたちとの時間はなによりのエネルギーとなりました。 | |
理科教室に集まった子どもたち | 備長炭電池を直列に接続 |
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