_地震と風車_ M氏の案内で阿蘇にしはらウインドファームを見学した。1,750kWの風車10基で約7,100世帯分の年間消費電力量に相当する発電能力を持つというが、2年前の熊本地震で損傷を受け、大半が発電を停止している。 風力発電を近くで見ることはこれまでにもあったが、稼働中の風車を下から見上げてもその大きさを実感することは難しかった。ここでは修理点検のため地上に下された風車と発電機を間近に見ることができたのは僥倖だった。並べて置かれたブレード(羽根)の長さは30m程で、こんな大きな物が空を切って回っているとはにわかには信じ難い。ブルーシートに覆われたブレードの根本は人の背丈ほどの直径である。高さ60m程の支柱の先端に取り付けられる発電機は家ほどの大きさがある。 このような巨大で頑丈そうな装置から生み出される電力エネルギーもさることながら、それをも簡単に壊してしまう地震が持つエネルギーの莫大さがこんなところにも表れている。 |
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並べられた3本のブレード | |||
支柱だけになった風車が目立つ | ブレードの付け根 | 発電機 | |
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