子どもたちと地球の未来のために 特定非営利活動法人(NPO)アース・エコ

活動報告ACTIVITY Report

九州への研修旅行(2)

_九州北部豪雨の被災地 杷木町で_

 今回の研修旅行の最初に、昨年7月の九州北部豪雨で最も被害の多かった福岡県朝倉郡杷木地区を訪れた。同豪雨による死亡・不明者41人の内、半数以上の22人が杷木地区を流れる赤谷川(筑後川の支川)の流域内で被災したと言われている。筑後川への合流付近から赤谷川沿いに5kmほど上流に車を進め、杷木松末に到着した。山肌のあちこちに土砂崩れの痕が残っており、周辺では崩れた土地の整備や防砂工事が行われていた。一方、赤谷川を見ると、幅は10mにも満たず、深さは膝より浅く、子どもが川遊びできそうなごく小さな川である。また、Google地図にも川名が出ていない。見た限りでは、こんな小さな川が大洪水を起こすとは、とても考えられない。想像を絶する未曾有の豪雨であったことを改めて感じさせられた。応急仮設団地がある杷木小学校にも立ち寄った。現在も48世帯、100人以上がここで暮らしているという。
 杷木地区訪問の最後に、予め調べておいたラーメン店で昼食をとった。計画段階で「最初の昼食は本場のとんこつラーメンを食べる」と説明したら「さっぽろラーメンかも?」と茶化されたが、看板も味も間違いなく「本格とんこつラーメン」であった。地理的には大分との県境に近く、博多味か大分味かは不明だが。
赤谷川の右岸は廃校になった旧松末小学校
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