3月17日(金)、横浜市神奈川区内の高校で環境シンポジウムが開催されました。シンポジウムのテーマは「考えよう、私たちができること」。テーマ毎に16の分科会に分かれ、団体や企業が講師を務め、それぞれの教室で講演を行いました。アース・エコはその中の1テーマを担当し、「気象予報士が話す気候変動の現状と未来〜私たちにできる温暖化対策〜」と題して70分の講演を2回繰り返しました。参加したのは1、2年生計62名です。 高校生に話をする機会が少ないので、講演の冒頭で質問しました。地球温暖化をどのように考えているか、「@地球温暖化は遠い将来/遠い外国の問題」、「A温暖化は私たちに深刻な影響を与える問題」、「B温暖化はでっち上げ/地球は寒冷化に向かっている」の中から自分の気持ちに一番近い物を三択で答えてもらいましたが、@が数人、大半がAで、Bはゼロでした。環境に関心のある生徒が集まったことを考慮しても、温暖化の問題を真面目に捉えている生徒が想像以上に多いことが分かり、安心しました。 講演では、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が2014年にまとめた「第5次評価報告書(AR5)」に基づき、温暖化の原因、温暖化の影響、温暖化の未来、私たちにできること、などについて、環境省制作のビデオなども交えながら話しをしました。次に、照明の消費電力比較とドライヤーの消費電力測定の実験を行いました。実験の様子をライブカメラで写し、スクリーンに映像を映しましたが、カメラの扱いに慣れていなくて苦労しました。 その後、生徒二人ずつペアになり、一方が話し手、他方が聞き手となり、ここまでの講演を聞いて感じたことを2分半で話してもらい、役割を交代して更に2分半話してもらいました。 最後に、パリ協定と国連の「持続可能な開発目標(SDG)」を紹介し、講演のまとめとしました。神奈川県の「マイエコ10宣言」に記入、提出をお願いしました。 | |
講演の様子 | 三択の質問にグー、チョキ、パーで回答する参加者 |
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