子どもたちと地球の未来のために 特定非営利活動法人(NPO)アース・エコ

活動報告ACTIVITY Report

岩手・宮城研修旅行報告(5) 緑豊かな入り組んだ海岸線

 緑豊かな入り組んだ海岸線、点在する小さな港。その美しくまた心癒される景観に惹かれて十度以上も三陸地方を旅してきました。5年前迄はその美しい自然と共に暮らしておられた人々の生活の場が跡形もなく失われてしまっているのを目の当たりにして、報道を通じて知っていたとはいえ、それは想像を遥かに超えたものでした。亡くなられた方、ご遺族、生活の場を失われた方々の哀しみ、無念さが痛切に感じられました。今は復興工事のためにいたる所で堤防や土盤の嵩上げ工事が進められ、海岸線は高い堤防で囲われ、かって平地であった場所には数メートルから十メートルを越える赤茶色の台地がそこかしこに造成され、無機的で一種異様な感じを受けました。勿論、まだ工事の途中で、どのような街づくりになるのか、最終的な姿を思い描く事は出来ませんでしたが、自然と共にあった原風景をなるべく残って欲しいと想うのは、災害の当事者で無い者の無責任なセンチメンタリズムというものでしょうか。
土盤の嵩上げ工事
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