一昨年の岩手県の久慈から宮古にかけての研修視察、昨年の福島県の岩城から相馬にかけての被災の現状を視察し、今回の研修は集大成として岩手県の大槌から釜石、陸前高田、気仙沼、南三陸、そして石巻を経由した仙台までの視察研修でした。一昨年に見た「たろう観光ホテル」を含む田老地域の震災被害に驚き、2回目の研修では津波に加え放射能被害の恐ろしさ、その悲劇を実感し、今回は行く先々の殆どの港では多くのクレーンやブルドーザーによるかさ上げの為の積み上げられた盛土の高さや延々と続く防波堤構築に驚き、これからこれらの港町はどうなるのだろうか。 今回は、TV等でも報道されている陸前高田の「奇跡の一本松」や、南三陸の「防災対策庁舎」をみることができたが、そこはこれらの貴重な遺構が周辺の盛り土によって囲まれ、埋もれ、失われてしまうのでは…との思いになった。 研修の集大成として、3回の研修で得た体験や教訓から今後自分は何ができ、どう行動すればよいのだろうか? 最後に、遠野のNPO法人理事長のことば「5年過ぎても、7割の方はまだ仮設住宅くらしでこれが被災地の現状。そして現地を訪れて現状を見ていただいたことが、被災地皆さんのなによりの喜び」の言葉が心に響きました。 | |
南三陸町防災対策庁舎とかさ上げの盛土 | 鵜住居の嵩上げ現場 |
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