6月3日:宮城県宮古市田老町を訪問 田老町には被災した「たろう観光ホテル」があります。社長の松本さんは当時ホテルの上階から大防潮堤を乗り越えて来襲する津波の様子を目撃しました。その時にご自身が写した動画を見せていただきながら、震災当時の様子やその後の復興の経過、今後の抱負などをお聞きしました。 周囲では土地のかさ上げや高台の造成が進んでいました。ホテルの建物は震災遺構として保存することが決まり、松本さんは近くの高台に新しい宿泊施設を建築中で、今年秋のオープンを目指しているそうです。 次にNPO「立ち上がるぞ!宮古市田老」理事長の大棒さんの案内で、津波で破壊された大防潮堤を見たり、破壊されずに残った大防潮堤に上って港や町の中心部を見ながら復興計画の進捗などのお話を聞きしました。 | |
たろう観光ホテル 6階建ての3階まで津波が到達し、1、2階の鉄骨がむき出しになった |
大防潮堤の破壊を免れた部分に上り、大棒さん(右)から港や町の中心部について説明を聞く。 |
ホテル(右)の周囲ではかさあげ工事や高台の造成工事が進む。手前は破壊された大防潮堤。 | 田老中学校の校舎。津波はグランドまで達した。手前の雑草の目立つ所は以前は銀行などが建っていた。 |
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